ゴミ箱の中のメモ帳

まだ見ぬ息子たちへ綴る手記

しがみつかない生き方 香山 リカ(著)

私はこの著者の書籍を何冊かもっているが、どれもこれも「代弁者」的な感じで文体が書かれているのが少々読みづらい。

著者は精神科医であるのでたしかに一般人よりかは多くの人と接し、さらには多くの人の心を理解できているのかもしれない。だが本書もそうだが実際には知りもして居ない人たちの代弁者的に言うことがどうしても引っかかってしまう。

本書でも飯島愛のことについて書かかれているが、これは死んだ後でBlog記事について書いており、まさに「死人に口なし」と思わざるを得ない。もしそれを目的としていないのであれば、同じような文章を書いている存命のアイドルなんかについて書けば反証も取ることが出来わかりやすいのになぜそうしないのであろうか。


本書のほかにもまさにこの事について書かれた書籍が有り、さらには本書でも触れられているが、それも「死人に口なし」のように、どのようなことを書いても公式で反論されることがないことを前提に選んでいるのである。

このように少し内容の中に胡散臭いと感じる部分も多いが、精神科医の経験や考えを知るには著者の書籍は面白い。だからこそこうして気に入らない著者の書籍を購入しているのだ。

また著者は女であるにも関わらず、女について批判的なことを書くことがまた面白い。女が書いた本を読むと多くが女が賛美され、女は大変で、女は虐げられているということをベースとして書かれているものが多いが、著者はそれらの考えを批判した内容について書いている。

本書でも「自分のステイタスを上げる手段としての子ども」というのは中々興味があるタイトルだろう。私は以前から言っているが、女の「結婚」とは社会のステータスを上げる目的が大半であると考えているので非常にしっくりくる。


私も以前から女について何度か書いているし、頃合いを見て今後も書いていきたいと考えているが、女を批判する女として著者を応援していきたい。女を怖がらない女というのはなかなか珍しいだろう。